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こちらのページは2014年12月15日以前に作成された記事の為、旧デザインで表示しています。EYESCREAM.JPの最新記事はこちらからチェックを

INTERVIEW

『ファッショニスタの映画観』森山真司(ディストリクト ユナイテッドアローズ プレス)

森山さんTOP画像

ショップとして常に面白い提案を僕らに提供してくれるディストリクト ユナイテッドアローズ。
そして、その顔的なポジションとして店頭はもちろん、オフィシャルサイト内でのブログやコラムにて
素敵な話題を振りまいてくれる森山氏。
ファッションや映画に対する造詣も深く、僕らも学ぶことが多い、素敵な先輩です。
そんな氏が気になっていることを聞いてきました。得意の脱線で聞き出した「こんな人が出来上がるまで」的なトークは必見です。

森山さんが紹介してくれたモノ一覧を先に見る >>

写真:平山 勝之

映画に学ぶ紳士の着こなし

— では、ハマってるものを聞かせてください。

森山氏(以下敬称略):まぁでも、やっぱり…映画ですね。とくにちゃんと時代考証された歴史モノの映画とか。その中での衣装・服装などをあらためてよく見ています。
もちろんSFはずっと好き(編集部注:森山氏は自他ともに認めるSFマニア)なんですが。

— でもSFだとちょっと衣装は…?

森山:もう、なんでもアリですね(笑)
なのでSF映画だとそんなに洋服は見てないです。でも、逆に歴史モノになると洋服しか見ていなかったり。

(一同笑)

— 歴史モノというのは、その当時の映画ということではなく「当時の時代背景をちゃんと再現した今の映画」というですか?

森山:そうですね。
なので、やはり矛盾点などがあるとすごく気になりますね。
「この時代にこれは…?」みたいな部分があると見る気をなくします。

— どの年代が舞台になっている映画がお好きなんですか?

森山:いわゆるミッドセンチュリーって言われる50〜60年代ですかね。それ以降になると(カジュアルになりすぎて)服装が崩れちゃうんで。

— 例えばどんなタイトルですか?

森山:王道ですけど『太陽がいっぱい』だとか『冒険者たち』とか、フレンチトラッドみたいなところですね。
ちゃんとキレイに着てるじゃないですか、品もあって。

あと、ちょっと70年代もかぶっちゃうんですけど、『ダーティハリー』でハリー・キャラハン(主人公)がいつも3ピースをちゃんと着てたりする感じとか。
kolorの阿部さん(編集部注:kolorデザイナーの阿部潤一氏)も大好きだっておっしゃってましたね、あのスタイルは。

— なるほど。逆に、最近撮られた50〜60年代が舞台の映画で、きちんと時代考証されてて良かったなっていうモノはありますか?

森山:そうだなぁ…『JFK』かなぁ。

— ずいぶんさかのぼりますね。

森山:全然最近じゃないですね。

(一同笑)

森山:とりあえず、一番最初に現代の洋服ではなくて、昔の服で惹きつけられたのは『炎のランナー』ですね。
あと、もうちょっと後になるけどマーチャント・アイヴォリーの『眺めのいい部屋』とか。

— 『炎のランナー』はいいですよね。

森山:あれは絶対に「今観ないと!」っていう感じですね。

— ちょっと前からトレンドアイテムにもなっている、スクールジャケットやチルデンニットの着こなしはすごく参考になりますよね。

森山:そうなんですよ。伝統的な服なのに、なんだか今見るとすごくアヴァンギャルドに感じる、という。
その相反する感じというか、今の落ち着き方とかが参考になりますね。

— そういえば作中でみんな全然違う色とか柄のスクールジャケットを着てるじゃないですか。
あの当時、本当にああいう感じだったんですかねぇ?

森山:クラブモノですよね、あれって。

— あぁ、部活のユニフォームみたいな。そう言えばクラブジャケットって言いますもんね。
でも、本当にみんなバラバラで。

森山:しかも、みんなヨレてる(笑)でもそのヨレ具合がまたイイんですよ。
あと『眺めのいい部屋』も。すごく正統のフォーマルな着こなしはダニエル・デイ=ルイスを見てるとカッコいいし。
逆にジュリアン・サンズとかデンホルム・エリオットとかは、没落貴族じゃなくて、完全に庶民の人たちの着こなしで。
3ピースを着てるのにノーパッドですし。今で言うローファージャケットみたいな。あの肩の感じが今気になってます。

— 映画に影響されて「すぐ真似してみよう」ということはありますか?
映画をきっかけに自分のスタイルが変わるような。
まぁ、すでに(スタイルは)出来上がってるとは思いますが(笑)

森山:あぁ…でもみなさんご覧になってると思うんですけど、ショーン・コネリーの『007』を観て「裾は細い方がイイ」とか。変わりますよね。
あらためて『2001年宇宙の旅』を観て、「うわっ裾短っ!」とか「パンツ細っ!」とかね。あれも60年代に作られた映画だから、当時モダンとされたスーツスタイルになってますよね。ホント、パンツ細いんですよ。

— 他もピタピタですよね。
そういえば、まったく話が変わってしまうのですが、今日もベストとパンツとネクタイをブラックウォッチ柄で統一されていますよね。
なにかブラックウォッチに対する思い入れというのはあるのでしょうか?

森山:別にないです。全然ない(笑)

— ないんですね(笑)でもディストリクトのブログを見ている人みんなが、気になってると思うんですよね。何がきっかけだったのか、とか。

森山:なんだろう… じつは僕どちらかというとロイヤルスチュアートが好きなんですよ。ただ、あれを全身は…

(一同笑)

森山:ちょっと、やってみたことはありますけど(笑)

— やってるじゃないですか(笑)

森山:ただやっぱり(ロイヤルスチュアートぐらい派手だと)現実味がないから。
あとは、手近に揃えられるっていう気楽さがありますね、ブラックウォッチには。

— 確かにブラックウォッチなら、全身で揃えてもそんなに飛ばしすぎた感じはしないという…
まぁ、世間一般的には充分飛ばしてるんですけどね(笑)

森山:やる人がいないってだけですよね。

次のページは『ルーツはアメリカ』です。

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